Q&A すべて開く すべて閉じる一般の個人からも検査をたのめますか?AGL会員は、どなたからのご依頼も受け付けています。ホームページの会員名簿欄に連絡先が記載されていますので、直接お問い合わせください。検査の料金はどのくらいかかるのですか?検査料金を全会員が統一することは、法律により禁じられております。料金はAGL会員がそれぞれで設定しており、検査内容によっても異なりますので、直接お問い合わせください。追加の検査が必要となる場合には、必ずご依頼者に確認を取って進めますのでご安心ください。検査の依頼方法は?ご依頼は、AGL会員に直接お持ち込みください。郵送で受け付けている場合もありますので、まずは直接AGL会員にお問い合わせください。ジュエリーにセットされている宝石でも鑑別はできますが、ダイヤモンドの鑑定(グレーディング)は、ルース(裸石-ゆびわなど枠がついていない状態)でしか検査をお受けできませんのでご注意ください。検査では宝石を預けるのですか?正確な検査をするために、数日程度お預かりしており、検査内容によってはさらに期間が延びる場合もあります。お急ぎの検査をご希望の場合は、AGL会員に直接お問い合わせください。状況により、お受けできることもありますが、追加料金が必要となります。宝石の価格を調べてもらえますか?AGL会員は宝石の鑑別と鑑定(グレーディング)を行いますが、価格査定は行いません。宝石の産地はわかるのでしょうか?宝石の産地は、通常の鑑別書には記載されません。基本的な検査に加えてさらに高度な分析を行い、その結果を記載した分析報告書が発行されます。高度な検査をしても、産地が必ず特定できるとは限りません。また分析報告書はすべてのAGL会員が発行しているわけではありませんので、詳しくは各AGL会員にお問い合わせください。K18かどうか、調べられますか?AGL会員は貴金属の分析を行っておりません。AGL会員が発行する宝石鑑別書に使用地金が記載されている場合は、そのジュエリーに打たれている刻印をそのまま転載しているもので、その旨を明記しています。お店で聞いた宝石名と鑑別書の宝石名が違っているのですが?AGL会員が鑑別書に記載する宝石名は、ルールにそって決められた名称が使われ、AGLのホームページ上にも「定義と命名法」が掲載されています。ただイメージアップのためにまぎらわしい名称で販売されることもありますので、注意が必要です。宝石に放射能があるのですか?宝石にはもともと放射能を帯びていたり、自然界で放射能を浴びているものがあります。また宝石の色を変えるために、人為的に放射線照射処理をした宝石もあります。AGLはガイドラインを設け、健康に影響があると思われる一定量以上の残留放射能が検出された宝石には鑑別書を発行いたしません。すなわち、AGL会員の発行する鑑別書がついている宝石は、残留放射能がない安心してお使いいただける宝石です。AGLのホームページ上では「色石委員会だより」のなかでガイドラインについての説明をしています。海外で購入した宝石についてきた鑑別書は信用できますか?インターネットの普及もあり、宝石を海外から購入されるケースが増えているようです。海外のラボラトリー(鑑別機関)が発行した鑑別書について、一概に信用できるかできないかはわかりませんが、鑑別のルールは日本と違いがあります。また鑑別には専門的な用語がありますから、外国語の表記はさらに理解が困難となります。信頼できる鑑別をご希望でしたら、AGL会員へご依頼ください。手持ちの鑑別書・鑑定書がいつ発行されたものか、分かるのでしょうか?AGL会員が発行する鑑別書・鑑定書は、2002年10月1日より発行日を明記しております。鑑別書・鑑定書に記載された会員名の付近に6桁の数字で、「発行月・日・西暦の下2桁」の順で印字しています。例えば、040121ですと2021年4月1日が発行日です。AGLが発行する鑑別書・鑑定書が信頼できる理由は何ですか?AGLは宝石業界の健全な発展と消費者利益に資することを目的とする団体で、その母体は1977年に発足し既に40年以上の活動を続けております。会員は、入会時に共通の理念の元で統一のルールにのっとり宝石の鑑別・鑑定を行う誓約書を提出します。さらに共通課題の協議や、課題解決への研究・情報交換を実施して、その成果の普及に努めています。複数のラボラトリー(鑑別機関)が問題を共有して切磋琢磨する組織は諸外国にも見当たらず、AGLのこのような目的と実践の積み重ねが、多くの皆様からご信頼をいただいている理由です。鑑別書と鑑定書(グレーディング・レポート)の違いは何ですか?鑑別書は、検査石の鉱物名・宝石名・処理の有無等の検査結果を記載します。鑑定書は検査石の等級(グレード)付けの結果を記載します。AGL会員は、どちらのレポートもAGLが定めた「記載表示規程」にのっとり発行しています。なお、単にレポートという場合、鑑別書と鑑定書(グレーディング・レポート)も含めた発行物全般を指すことが多いです。AGLが鑑定書をグレーディング・レポートというのは何故ですか?AGLは鑑定書という用語を使用せず「グレーディング・レポート」と称しています。価格決定に与らないことを規約に明記しているAGLにとって、鑑定という値付けを連想する言葉をさけて、「グレーディング・レポート」と言うようにしています。但し皆様にとりましては「鑑定書」が一般的ですので、「鑑定書」という言葉で説明をしています。高価な宝石を買ったが、鑑別書や鑑定書がついていないことがあるのは何故ですか?宝石には鑑定書や鑑別書が自動的についているのが当然とお考えになったり、ある程度高額な商品には鑑定書や鑑別書の付記が義務付けられているとお思いの方がいらっしゃいます。しかし、販売する宝石に鑑定書や鑑別書をつけるかは販売者の任意になっていますので、ご購入前にご質問されることをお勧めします。保証書と鑑別書・鑑定書は同じですか?保証書は販売店が発行しています。商品の素材や種類の明示し、保証内容やアフターサービスなどを記載しています。通常、鑑別書や鑑定書は販売店とは別な会社が検査し、その結果を記載して発行しています。時に販売店(販売者)が発行している場合もあり信用性に懸念を持たれる事があります。AGL会員は第三者機関としての独立性を維持するために宝飾関係の業者からの出資を受けることを禁止して信頼性を保つ努力をしています。AGL会員が発行しているレポートを教えてください。大きく分けて、鑑定書(グレーディング・レポート)、鑑別書、分析レポート(分析報告書)、ソーティングレポート(ソーティング・メモ)があります。鑑定書は宝石の品質を等級づけしたもので、AGLではダイヤモンドと真珠に対して発行しています。鑑別書は全ての宝石に対して発行しています。分析レポートは、特別な検査を行なったうえで発行することができ、様々な種類があります。ソーティングレポート(ソーティング・メモ)って何ですか?ソーティングレポート(ソーティング・メモ)は、鑑定書や鑑別書と同じように検査をして、同じルールを準用して発行されますが、発行の目的は業者間の取引に特化したものです。表記もかなり簡略化しておりますので一般の方には分かりにくいと思われます。通常の鑑定書・鑑別書をご利用下さることをお勧めします。